第歩年ド円〔 1 ま阜を というとー - ーなにしろ、遠いものでは、数十億光年から百億光年ものかなた 一月号のこの欄で、毎年必ず幾つかの天文学上の新発見がなされ、新理論 が展開されると書いたばかりだが、今年に入って間もないのに早くも興味あのものまで観測されているのだーーーその原因は銀河系内にある星間物質が、 観測をさまたげてきたからだった。 る発見や理論が続出し、一九七一年を実り多い年にしようとしている。 じつはこの発見も、その端緒は一九六七年にすでにつけられていて、イタ そのもっとも重大なのは、一月十日付けのアメリカの天文学専門紙アスト リアのフィレンツェにちかいアシアゴ天文台の天文学者パオロ・マフェイの ロフィジャル・ジャーナルにカリフォルニア大学の天文学者チームによって 撮影した一連の天文写真がそのきっかけだった。マフェイは、北の空を、ふ 発表された一一つの新星雲発見の報告である。 つうのフィルムと、赤外線フィルムの両方を使って撮影したが、現像してみ マフェイとマフェイⅡと名づけら この発表によれば、二つの新星雲 ると赤外線フィルムのベルセウス座とカシオペア座の中間あたりに、二つの れたーー は、われわれの銀河系からほぼ三百万光年の位置にあり、従来知ら れていた最も近い他の銀河系であるアンドロメダ星雲の二百万光年につぐわかすかな、もやもやが写っているのをみつけた。ふつうのフィルムのほうに は、何も写っていなかった。彼はこれをちいさな科学雑誌に発表したが、そ れわれの隣人であゑそのサイズは、直径五万光年ないし十万光年で、もし の正体については、敢えて推測をのべなかった。 後者だとすればわれわれの銀河系やアンドロメダ星雲と同じくらいの大きさ くート・ランタ これを読んだのが、カリフォルニア大学の若い天文学者ロ / を持っことになる。 マフェイ—はほとんど卵型にちかい長楕円形で、マフェイⅡのほうはわれウで、異常な興味をかきたてられた彼は直ちに観測チームの結成を働きか われの銀河系やアンドロメダ星雲のような典型的な渦状星雲であり、はっきけ、カリフォル = ア州内の四つの天文台で、協力してこのしみの研究にとり かかった。元来、マフェイが撮影した空域は、かなり濃密な星間物質で「汚 りした長い風車式の腕 ( 複数 ) を持っている。天文学者チームの一人バーク 染」されていることがわかっており、その二つのしみがそれらによって隠さ レイ・キャンパスのハイロン・スビンラッド博士によれば、二つの星雲は非 常に近く、マフェイⅡの渦状肢の外線はマフェイ—とオーヴァーラップして れている公算は大きかった。ランダウは三〇インチ鏡で観測し赤外線写真を いる可能性もあるという。 とってみてますますこの確信をつよめたが、この報告をうけたスビンラッド この発見は、たんに新星雲が発見されたという以上の意味をもつ。二つの教授はこれを確かめるためリック天文台の強力な一二〇インチ鏡で一連の写 星雲は、その距離の近さからいって、明らかに、われわれの銀河系が属する真をとった。かくて謎のしみは、はっきりと、銀河サイズの新星雲の正体を 従来の観測からは、われわれあらわしたのである。 局部星雲群に属するものと考えられるからだ。 / 南カリフォルニアのカリフォルニア工科大学およびヘイル天文台もこれに の銀河系、伴星雲である大マゼラン雲、小 マゼラン雲、アンドロメダ星雲、 およびその伴星雲の合計五つが、この局部星雲群のメイ ( ーだとされていた協力し、その光学望遠鏡をはじめ光度計、スペクトル分光計、映像管、、電波 のだが、これによってその構成員は、七つになったのであゑ ( もっとも学望遠鏡などを総動員して新星雲に焦点をあわせ、この発見を確証した。 このカリフォルニア大学の天文学者チームは、天文学界の慣習に従って、 者によってはさらにこのほか三角座の星雲やカシオペア座の星雲なども含め 新発見の星雲に、最初の発見者マフェイの名をつけることを正式に提案し る場合もあり、その場合は約二〇個ということになる ) た。マフェイはこの名誉を平静に受けたが、同時にインタビューに来た記者 このように比較的近距離にあった星雲がな・せ今日まで発見されなかったか 4
明侃達佩明篤 和靖靖和 藤島森島藤村 斎中金中斎杉 紙扉ト博造子ニ ・ス慶苑健 次ラ鍋淵井方 表目イ真岩新緒 都房清社 2 京書会 東川川式 早早株 新連載科学読物 ) 所刷 発。行洋 1 発東 1 行郵 でてくたあ 発 8 所 刷の ~ 刷 0 万印 2 5 に【 、「ータル・スコー 5 月日田 1 41 多優。』サイエンス・ジャーナル、一、宇宙の : ーフ = ース ジ 3 神 ( 森 人気力ウンター ガ年区京 マ妬田東人 世界 LL 情報 和代集 すべーす・たいむ、あんてな 昭千正編 第、 . s 単戈ナも 中ゞ心 ゞ英 カ当雄 連載コラム , 言〕ミプグズの世第。回アンターグラウンド野郎 第十二章遠い遠い未来に : : : ディックタッカー、コンプトン 長期連載異能作家 0 ・ーのニュープイーリング最新作ー 第七回 筒 . 井康隆 脱走と追跡のサンバ 天文台を飛び出したおれは、時問の謎を求めて、大学の応用物理学教室へ直行したー 第二障くたばれ年月日 126 61 25 加大福渡 藤伴島辺 昌正 喬司実晋 4 137120 19 てればーと : 世界みすてり・とびつく : ・「・ : : : : : ・ : ・ : ・ : 1 2 野耕世 石原藤夫 浅倉久志 1 0 3
1 9 7 夏年 4 月号目次 レイ・プラッドベリ 青い壜 ウィリアム・ LL 「・ / ーラン 未開人の巣 小惑星 / チャにルズ・ポーモント エレジー / ウィリアム・ LL ・テ . ンプル . ・ 知られざる国 . をま・を・を・惑星サール ・ , クリス・ネヴィル》 礼拝の夜 特別企画師長期連載開始 デ塚語。虫 夫沁漫画圦鳥人大系 ◆ニ大新鋭カ作 ある晴れた日のウィーンは 〈一四〇枚〉 森の中にたたずむ プロ作家への長い道 巻頭特集Ⅱ宇宙の海をこえて 新連載ピプ屮す ( 当ラムエンサイクロべディア」ラアンタスティカ。 火星 金星 冥王星 荒巻義雄 半村良 伊蘆典ま。 180 140